ID とパス教えてもらってから大分経ちましたが、ようやく初投稿させていただきます。最初なので、ちょっと長いですが自己紹介文。
今から27年ほど前、ある女性が男の子を出産しましたが、その母親は忙しく、子供の世話はおばあちゃんに任せきりでした。そして、6年が経つと、その子はおばあちゃんに似て、ぶつぶつと小言ばかり言う嫌なガキに育ちました。
これを見て反省した母親は、その年に生まれた女の子の世話を、当時飼っていたペルシャ猫のポアロちゃんにやらせてみました。女の子は大人しい子に育ち、母親の試みは成功したかに思われました。
が、やはりこれは兄以上の特殊な育ち方。副作用を残さぬはずは無かったのです。
女の子は内向的で、いつも部屋にこもっていました。ある日、その子はおばあちゃんを部屋に呼び入れ、数時間ほど経つと、「今日はお友達が出来たの。」と言って満足げに部屋から出てきたのです。
母「あら、おばあちゃんは?」
娘「しらない」
母「さっき、あなたの部屋に入ったじゃない」
娘「…しらないってば!!!」
不審に思った母は、娘の部屋を覗くと、床に描かれた妙な図形を目にします。側には開いた書物が置いてあり、その内容を読んだ母は全てを知りました。
その図形は悪魔「フルカス」を呼び出す魔法陣であること。そして、呼び出すためには生贄が必要であること…
「じゃあ、おばあちゃんは………!」
もう、母親はこの子を我が子とは思えません。いえ、思いたくありません。それ以来、娘を、願いを込めてつけた本来の名で呼ぶことは無くなり、代わりに、悪魔の申し子「ダミアン」の名で呼ぶようになったのでした。
これが私のペンネームの由来なのです。
……いえ、フィクションですよ。念のため。