背負ったバンカラ唸る軍靴。
時は大正十六年、男らしさはかくゆうものぞと、ハシ先輩まかり通る!!
「ねー、アタシ今日おみくじで大吉ひいちゃった!待ち人来るって書いてあったの!」
「ヤダー!もしかしたら、ハシ先輩に出会えるかもじゃない?」
「陸軍元帥のご子息でありながら、和、洋、中全ての料理の達人でもあり、テレビチャンピオンリフォーム選手権V3も果たしたハシ先輩に会えるかもしれないって言うの?!」
「そうよ、オリンピックでも柔道、空手、テコンドー三種目制覇のハシ先輩は乗馬の技術も世界一!ひょっとするとひょっとするかも!」
「そこな女子、私を呼んだかね」
「あら!やだわ!ちょっと、後ろ!」
「おや、そのシャンプー、ティモテだね」
「いやああ!陸軍元帥のご子息でありながら、和、洋、中全ての料理の達人でもあり、テレビチャンピオンリフォーム選手権V3も果たしたハシ先輩!!」
「いいわッ!あたし、死んでもいいッ!この場で!隕石が落ちようともッ!津波に藻屑と消えようともッ!血涙がッ!溢れて流れて止まらないィィイッィ!」
「血は、大切にしたまえよ」